桜と妊婦さんと、今日のチャーハン

桜、咲いていますね。
今日の京都は雨です。

毎年、毎年、その迷いなく命を燃やす様に、ただ圧倒させられます。
今日の雨で少し寂しくなりそうですが、その分、柳や新緑の若葉が一層色濃く輝いて、また桜を照らしてくれるんだろうなぁ。

桜にゃ、かなわねぇな〜なんて、にやけ顔で。

そんな桜の季節ですが。

なんとなく落ち着かない。
胸はザワザワ。足元はおぼつかない。

これが、春ってこと?
今まで感じたことのない感覚に戸惑う私に、
「骨盤がゆるむときやからねぇ〜、あるある」
って頼もしい友人の声になんとなく安心する。


そんな雨の日。
傘を差して、いい顔で歩く女性を見かけた。
その女性の顔だけを見て、小さなお子さんと歩くお母さんか、とおもうと、車の陰から出てきた彼女は、妊婦さん。


お腹の大きな大きな妊婦さん。


もう臨月なんだろうな、彼女のお腹が本当に大きくって、歩くのも少し大変そう。
彼女は、やっぱりお母さんだったんだ。

まだ赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいるんだけど、彼女の表情やお腹を支える手は、しっかりお母さんのそれだった。


歩幅は少し大きめでゆっく〜り歩く。


その様子がとても気持ちよくって、私はしばし見惚れる。
赤ちゃんに話しかけるように、ゆっく〜り大きな足取りで歩く。


ざわつく自分の胸をなだめるように、私もゆっく〜り大きな足取りで歩いてみる。
春の風と息を合わせるように、桜の枝がしなるように、力を抜きながら。


なんだか心地よくなって、色んな匂いに気付き始めた。


ありがとう〜、素敵なおかあさん。
赤ちゃんもお母さんもどうぞ元気でいてください。


そんな日のお昼ご飯。
アレコレチャーハン。

玉葱、人参、大根、干し椎茸の炊いたの、おあげ、たくあんを細かく切って炒めて、お酒とナンプラーと塩、こしょう。上にカリカリじゃこをのせて、最後にレモン。


冷蔵庫にちょっとづつ残ったものの、アレコレ。
娘にも好評でした。
朝起きたときには、想像もしなかったお昼ご飯。



1日のうちに何度も何度も生まれ変わるんだ。




今度、友人が抱っこする人のためのワークショップを開催されます。
「抱っこする人のための、アレクサンダー・テクニ−ック」

詳細は、つじけいさんのブログにて。
http://ameblo.jp/tsuzikei-hassaku/