米寿のお祝い。
早いもので、もう五月ですね。
私事ですが、祖母が米寿を迎えました。
娘がインフルエンザにかかり、お祝いに駆けつけられなかったけど、
姉が孫一同からと用意してくれていたお菓子を頂きました。
宮城県仙台の玉澤というお菓子屋さんの
「霜ばしら」というお菓子です。
真っ青な水色にオレンジという少しレトロで美しい缶をひらけると、
一面真っ白!!
へ?と思って、恐る恐る中をかいていきますと、
でてくるのです。
絹糸のように細い霜ばしらが幾重にも重なってできたような、とっても美しいお菓子。
口の中に入れてみると、あれれ…。
す〜と優しくその一本一本が舌の上で溶けていき、あれれいつの間にかにどこかへ消えていく。
残るのは、優しい甘さの余韻…。
雪の結晶のように細かく美しい断面。
どんなに寒い場所でこのお菓子を作られているのだろうとおもう。
来る年、来る年にたくさん降り積もる雪景色を見て、
綺麗だなぁと思い、このお菓子を作られた人の豊かな心。
その心を受け継ぐように、一つ一つ手作りで作られたこのお菓子。
素敵だなぁ。
期間限定のお菓子で、普段は4月末までしか販売されないらしいですが、今年は震災の復興を願い、五月末まで販売されるとのこと。
大切なお茶の時間に是非。
おまけ。
おばあちゃんのお祝いに駆けつけられなくて、作ったその日の夕飯。
竹の子とたらの芽のゴルゴンゾーラソースのパスタとアサヒスーパードライ。
米寿。
おめでとう、というより、ありがとうと言いたい。