しっくりくること。

もうすっかり秋ですね。



先日、ご近所さんからホトトギスの花を頂きました。

はぁもうそんな頃か、と思い始めると至る所で秋の草花が生けられているのを目にします。



そんな季節の変わり目を肌で感じながら、一番に私の頭の中に浮かんだものは、「栗拾い」。


衣替えをしたばかりの初々しい匂いのする長袖と久しぶりのジーパンに袖を通して、遠足気分で出かける栗拾い。


一体なにが起こったんだ!と、言いたくなるほどツンツン尖ったイガイガをキュキュッと足で開けると、プクプク茶色い宝石のごとく丸々と輝く栗の実が顔を出す。



里山の匂いと栗拾い。季節の巡りを祝い、感謝するような秋の楽しみの一つです。



いいのか悪いのかよく分からん、といわれやすいホトトギス
私は葉っぱが面白くって、好きです。

ちなみにまたまた秋になるとよく目にする、ワレモコウ。
あの独特の赤茶色。我も紅、というのが名前の由来ですって。
…かわいいですね。







長い夏休みが明け、またお仕事が再会した。
なんとなく身体が重いね…とみんな口々に言っては励まし合う。


そんな中、すすす…と流れるように動く、うーこちゃん。


初めて会った時から、彼女の動き方や物の触り方、彼女の目の感じが好きだった。

ガーゼみたいな人。


硬いお皿や食器たちもも痛そうな音を出さず、彼女の手の中にすいつくようにあるべき場所に帰っていく。
優しくてユーモラスな目は、見たものをフワフワその形のまま包んでくれるよう。
声までもが、おくるみのようにあったかい。



ちょっと憧れるそんな感じ。



そんなうーこちゃんが、一緒に働く仲間につくってくれたバッチ。

赤毛の女の子と NO ゲンパツって書かれたたどたどしい文字。



分からないことが一杯だし、何が確かなのかよく分からない。
でも、自分にとって、しっくりくることと、こないこと。



そんな視点で手渡された愛らしいバッチ。



私の手の中で、しっくり、くる。




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