陶展ありがとうございました。

真っ赤だった紅葉が
真っ赤じゃなくなったとたん、
知らない間に遠くを見つめるようになっている。

遠くの山の色を眺めるのと同時に、
長くて短かったこの一年を
眺めるように。


秋の恒例の陶展、
今年もまたたくさんの方に来て頂き、
ほんとうにありがとうございました。



お二人の作品がまた新しいエネルギーを含み佇む姿に、とても刺激を頂きました。


力強く命を感じさせる道一さんの作品と、
女性の強さを象徴するように凛としたやわらかさを持つ知子さんの作品。


どちらも今、ここにいることをはっきりと感じさせてくれる存在感。


また今年も長い机を囲み、
いろんなお話を来てくださった方とできる時間が
とても幸せに感じました。


今年、私は真っ黒なお皿を購入しました。
真っ黒な中に深い赤色が混じりあうそのお皿に、
今つくれるものをのせたいとおもいました。


頭でいっぱい考えたものではなく、
わたしの記憶がわたしの手が知っている、
食べる人が食べやすいご飯を、
薪をくべるように
のせてみたいとおもいました。

土台が力強いということは、なんて頼もしいことなんだろう。



来年の三月には知子さんのご実家の香川にて
お二人の陶展をされるそうです。
会場は、香川でおそば屋さんを営むお父様の痛快に素敵なギャラリーにて。うちにあるキリムはお父様のコレクションの一部です。
是非ゆきたいです!


境さんご夫婦、今年もほんとうにありがとうございました^^