菜の花。


春の野菜が出回って参りました。

身体は寒さに縮こまっていたはずなのに
気がつけば、もうハルのウタ前奏部分に入っていた。


菜の花は
女同士
よけいなことを言わずに
ゆっくりご飯を食べたいときに
とても有り難い気がする。


子どもが成長した話や
お互いの家族のこと
すきなこと
しごとのこと
悩むこと。


そんなことを話しながら、
菜の花の入ったご飯を
食べていると


うちうちから


私たちがとっても愛おしいことや
私たちの中にある若葉の色を
とってもとっても無邪気な声で教えてくれるような
そんな気がする。


だれがつけたのか
菜の花。
きれいな名前だなぁ。



自作の物語と一緒に封筒に入って送られてきた花束。


もう十年近くも会っていない友人。
だけど出会ったのが旅だったからなのかな
時間なんて関係ないような気がする。
どこかに生きていることがとても素敵だとおもう。


農家の家に育ち、絶対農家にならん!て言っていたのに
土と共に動くその手はほんとうに自然。
彼女の菜の花、美味しいだろな。



若者よ〜旅へでかけよう!


そう、わたしも誰かにとっての若者。